子どもの、卒園式・卒業式の服装。何を着たら良いのか悩みますよね。
卒園式・卒業式は、入学式よりも厳粛な雰囲気になるため、スーツやアクセサリーも、式の雰囲気に合うものを選ぶ必要があります。
この記事では、卒園式・卒業式の服装のマナーと年代別の選び方、寒さ対策をまとめました。
また、2月でも間に合う、セレモニースーツがレンタルできるサービスも紹介します!
お子さんの晴れ舞台にぴったりな服装で、参加しましょう。
Contents
卒園式・卒業式の母親の服装は「セミフォーマル」がマナー
卒園式・卒業式は、「セミフォーマル」が基本です。
フォーマル | 正礼服。いちばん格式の高い礼服 マキシ丈のアフタヌーンドレス、イブニングドレスなど |
---|---|
セミフォーマル | 準礼服。2番目に格式の高い礼服 セレモニースーツ、パーティードレスなど |
インフォーマル | 略礼服。カジュアル寄りの礼服 ワンピースなどのお出かけ着 |
セミフォーマルの中でも、卒業式・卒園式は「セレモニースーツ」を着用しましょう。
では、次のトピックでは、どのような服装をすればいいのか、具体的なマナーについて紹介します。
セミフォーマルとは、どんな服装?
卒園式・卒業式にふさわしいセミフォーマルは、こちらの3種類。
- ワンピーススーツ
- セパレートスーツ
- パンツスーツ
ワンピーススーツは、ワンピースにジャケットを羽織るスタイルのスーツ。
そしてセパレートスーツは、ジャケットとスカートが分かれているものです。
パンツスーツはスカートがパンツになっているもの。基本はセパレートですが、上下がつながった「オールインワン」タイプもあります。
ちなみに、以前のパンツスーツは「インフォーマル(略礼装)」という位置づけで、きちんとした席では着ないのがマナーでした。
ですが、カジュアルウェアだけでなく、ビジネススーツとしても、女性のパンツスーツは広く認められるように。
そのため、現在は卒業式でパンツスーツの着用はOKになっています。
お葬式、結婚式のような厳格な席では避けたほうがいいですが、卒業式はパンツスーツOKです。
卒業式の服装の色は、黒やネイビーなどダークカラーで
卒業式で着るスーツの色に、マナーや決まりはありませんが、落ち着いたダーク系の色がおすすめです。
卒業式は、生徒が、教育課程を修了した認定証(卒業証書)を受け取り、先生や両親に感謝を伝える式典。
また、友だちや先生との、別れの場でもあり、おめでたさよりも、厳粛さが強い行事です。
パステルカラーやホワイトなどのライト系の色よりも、シックなダークカラーのほうが、卒業式の雰囲気に合っています。
色は、黒やネイビー、グレーなどがいいでしょう。
ただ、ジャケットとボトム、両方が黒いスーツだと、法事用の礼服や、リクルートスーツのように見えてしまうことも。
その場合は、ブラウスを華やかなデザインにしたり、コサージュで明るめの差し色を入れるのが良いでしょう。
トップかボトム、どちらかを、ライトグレーなど明るい色にするコーデにするのも、セレモニー感を演出できますよ。
また、セミフォーマルの大事なマナーは、肌を露出しすぎないことです。
そで丈やボトム丈に気をつけてください。
- そでは長そでから七分そで(ひじが出ないのが目安)
- スカートはひざ下丈からミモレ丈
- 半そで、ノースリーブの場合はジャケットを羽織って隠す
- できれば同色・同素材のアンサンブルタイプを
最近は、卒園式・卒業式の服装もややカジュアルダウンする傾向があり、ジャケットなしのスタイルも好まれているようです。
必ずしもマナー違反ではありませんが、やはりジャケットは着て行きたいところ。
ジャケットを羽織るのが、セレモニースーツの正式なスタイルですし、着たほうがきちんと感が出ます。
スーツのサイズ感は、ジャストサイズを選ぶ
スーツはジャストサイズを選ぶのが大切。
大きすぎると、全体にダボッとした感じになって、だらしなく見えてしまう原因に。
また、スーツは、ぴっちりと着るものではないので、小さすぎるのも不自然に見えてしまいます。
各パーツごとの、サイズ選びの目安をまとめました。
肩幅 | きゅうくつ過ぎないフィット感のものを |
---|---|
バスト・腰回り | ボタンを閉めたときにしわができないサイズにする |
そで | 手のくるぶしが隠れる程度の丈 |
着丈 | ヒップのいちばん高い位置に合わせる |
ヒップ | ファスナーの止まり位置を、ヒップトップと合わせる |
ウエスト | ピッタリよりも少し余裕のあるサイズ |
各サイズの中で、いちばん大事なのが、肩幅のサイズです。
そで丈や着丈はお直しできますが、肩幅はお直しができないので、肩幅を基準にすると選びやすいです。
卒業式の母親の服装は、小物のマナーもおさえておこう
卒園式・卒業式に参加するときは、服装だけではなく、バッグや靴のマナーも配慮する必要があります。
ここからは、アクセサリーから靴まで、小物のマナーを紹介します。
卒業式の服装・小物マナー:アクセサリー編
前トピックで紹介したように、卒業式で着るスーツは、シックで落ち着いたダークカラーが基本。
アクセサリーもそれに合わせて、上品でひかえめなものを選ぶのがおすすめです。
ネックレス | パール、ゴールド、プラチナなど派手すぎないもの |
---|---|
コサージュ | 小ぶりでモノトーンのもの |
ピアス・イアリング | 一粒ジュエリー、スリムチェーンなどひかえめなデザインのもの |
パールネックレスは、2連タイプやロングタイプを選ぶと、華やかな雰囲気になります。
コサージュとネックレス、両方着けるときは、1連タイプを選ぶとバランスが良いでしょう。
カジュアルな席で着けるバロックパールやフェイクパールは、できるだけ避けてください。
パール以外のビジューネックレスも、ひかえめであればOKです。
卒業式の服装・小物マナー:バッグ編
卒業式には、2種類の鞄を持って行きましょう。
小ぶりのハンドバッグと、少しサイズのあるサブバッグのふたつです。
ハンドバッグは、フォーマルな服装のときに必ず持つもの。
物を入れるためというよりは、アクセサリーに近いですね。
ハンドバッグのマナーは、このようになっています。
サイズ | 小型のもの |
---|---|
素材 | 本革、布 |
色 | ダークカラー |
NG | ビビッドカラー、ブランドロゴ、派手な金具、生き物感のある革(クロコダイルなど)、カジュアル素材 |
ハンドバッグは、小型のものがフォーマルですが、パーティーバッグほど小さくなくても大丈夫。
一般的なハンドバッグのサイズでOKです。
スーツがダークカラーなので、シックな雰囲気になるように、バッグも同系色でまとめましょう。
もうひとつ用意するサブバッグは、実用のための「鞄」です。
スリッパ、カメラ、式のプログラムなど、かさばる荷物を入れるために持ちましょう。
サブバッグとはいえ、カジュアルバッグを使うのはNG。
ショルダーバッグやブリーフケース、リュックなどはカジュアルバッグですから、荷物が入るからと持たないようにしてくださいね。
少し大きめのトートバッグや、手さげがおすすめです。
サブバッグのマナーはハンドバッグほど厳しくありませんが、ハンドバッグのマナーを参考にして、選んでください。
卒業式の服装・小物マナー:ストッキング編
ストッキングは、肌色に近いベージュを着けましょう。
ベージュ以外の色、柄・模様が入ったもの、ラメ入りなどは全部NG。
素足はNGですが、「素足のように見せる」というのもマナーです。
模様は、くるぶし辺りに小さくワンポイント入っているくらいであればOK。
学校や幼稚園によっては、ママのストッキングに色指定があるケースもあるようです。
その場合は、指定に従ったものを選びましょう。
卒業式の服装・小物マナー:靴編
卒業式での靴マナーは、結婚式やお葬式ほどには厳しくありません。
基本は、革または布のパンプスになります。
素材や色、形などの、OKとNGをまとめました。
OK | NG | |
素材 | 革(エナメルやスエードもOK) 布 |
クロコダイルなど生き物感のある革 キャンバスなどカジュアル素材 |
色 | 黒、グレー、ネイビーなど | 原色、パステルカラー |
形 | オープントゥ以外はどれもOK | オープントゥ |
靴のコーディネートが苦手、という方は多いですね。
パンプスを選ぶときは、スーツの色やバッグの色に合わせると、全体に上品なまとまり感が出ます。
卒業式は、スーツもバッグもシックなダークカラーでコーデしますので、パンプスも、それに合わせます。
スーツもバッグも黒なので、華やかさに欠ける、という場合は、靴だけベージュにする、というコーデもいいでしょう。
スパンコールは、ワンポイントならOKです。
これはNG! 卒園式・卒業式でタブーな服装とは?
卒園式・卒業式での服装マナーをひと通り紹介しました。
ここであらためて、「これはNG」という、タブーな服装を、おさらいしましょう。
- 露出の多い服装(スカート丈、そで丈)
- スカート丈が長すぎるもの
- 体の線が出る服装(タイトスカートなど)
- 派手な色
- きらびやかすぎるアクセサリー
- ベージュ以外の色や柄・ラメ入りストッキング
- カジュアルウェア
- 喪服
「上品な装いを心がけて、カジュアルな服装、派手すぎる服装は避ける。」
ここをおさえておくと、ミニスカートやビビッドカラーがNGである理由が、つかみやすいですよね。
ただ、ロングスカートがNGなのは、すこし理由が異なります。
ロング丈、マキシ丈のセミフォーマルもありますが、これは夜のパーティーなどに着るものなのです。
卒業式・卒園式は昼に行いますから、ミディからミモレ丈くらいが、ドレスコードになります。
最後の「喪服」は、これはあまりないと思いますが、ブラックフォーマルのつもりで、間違って喪服を着て行かないようにしてください。
卒業式当日の冷え・寒さ対策
卒園式・卒業式は3月に行いますから、当日は寒いことが予想されます。
特に、学校は大きな体育館が式場になるので、寒さ対策は必須です。
おすすめの寒さ対策はこちら!
- ヒートテックなど温感インナーを着る
- ストッキングにスパッツを重ね履きする
- パンツスーツを着る
- 大きめのストールやショールを持参する
- 使い捨てカイロを持参する
フォーマルウェアは、防寒着を重ねるのはNGなので、セーターなどは着れません。
中に着込むのはOKなので、長そで・厚手のインナーを着ましょう。
こっち、今の時期でもそこそこ暖かいからどっちもスーツだよ😳
今年が珍しく寒いんだよ😱😱
こっちだと小学校の卒業式は桜咲いてるくらいだから🌸✨
とりあえずヒートテック着て、タイツ履いて、ホッカイロとストール持って行く😅— 🌸💙miyu💙🌸 (@szmiyu_5candy) March 21, 2022
足のほうは、スカートからはみ出さない丈の、スパッツを重ねてこっそり防寒するのがおすすめ。
それか、パンツスーツであれば、足が隠れるので、丈の長いスパッツやレギンスを着けることができます。
冷えやすい方は、パンツスーツがいいかもしれませんね。
ちなみに、タイツはカジュアルアイテムなので、スカートにタイツを履くのはNGです。
そのほかには、大きめのストールやショールを膝かけにするのも、おすすめ。
足首まですっぽり包んで、床からの冷気をブロックしましょう。
雪国はダウンコートを着て行こう!
寒い地域の卒園式・卒業式は、ダウンコートを着て行くのがおすすめです。
本当は、ダウンコートはフォーマルな席には着ないのがマナーですが、雪国の卒業式はかなり寒くなります!
「寒すぎて感動する余裕がなかった」
というのは悲しいですから、寒さが予想される場合は、ダウンコートを着ていってもいいでしょう。
卒業式なのに大雪。トレンチコートしまってダウンコートを出す。
— tomoko AB (@choco3tabetai) March 15, 2022
その場合は、地味な色のものを選んでください。
【母親の卒業式の服装マナー】20代・30代ママは、シンプルでスタンダードなものを
20代・30代ののママは、若さを意識して、「かわいい」要素を取り入れたスーツがおすすめです。
ポイントは、スカートの丈。ひざ頭が隠れるくらいの丈にすると、若々しいかわいさが出ます。
スカートの型は、かっちりしたストレートスカートよりは、Aラインやフレアスカートのほうが、軽さがあっていいですね。
とはいえ、かわいさを強調しすぎると、子どもっぽくなってしまうことも。
スーツのデザインを、シンプルでスタンダードなタイプにしておくと、甘くなりすぎず、バランスが取れます。
シフォン、レース、ツイードなど、上品さのある素材のものがいいでしょう。
パンツスーツ派のママには、トレンド感のあるワイドパンツがおすすめです。
【母親の卒業式の服装マナー】40代・50代はボトムの丈を意識して選ぶ
40代・50代のママは、20代・30代のママよりも、より「上品さ」、「落ち着き」を意識して、スーツを選びます。
選ぶときは、ボトムの丈を意識しましょう。
スカートもパンツも、少し丈を長めにしておくと、上品な落ち着きが出ます。
ただ、落ち着いたデザインを意識しすぎると、行き過ぎて地味になってしまったり、老けて見えるリスクもあるのが、40代・50代ママの難しいところです。
上質の素材を使ったもの、少し明るい色のものを選ぶと、重たくなりすぎません。
シフォンやレースなど、軽さのある素材をうまく使ってもいいですね。
また、40代・50代は、親せき、知人の結婚式など、セレモニースーツを着る機会が増えます。
着回しのできるデザインを選ぶといいでしょう。
レンタルなら、お得に賢くマナーに沿ったセレモニースーツを用意できる!
入学式や卒業式にママが着る、セレモニースーツ。
ですが、セレモニースーツは、なかなか着る機会が少ないので、購入するのにも悩みますよね。
そこでおすすめなのがレンタルです。
「でも、レンタルって、すぐに届かないんじゃない?」
「1週間後までに用意しなきゃいけないけれど、大丈夫?」
そんな不安がある人も大丈夫。
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この記事で、紹介しているスーツもCariruのもの。
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- 急ぎでセレモニースーツを探している人
- しばらく卒業式・卒園式の予定がない人
こんな人は、ぜひCariruを使ってみてください。
まとめ
卒園式・卒業式は、セミフォーマルが基本。
厳粛な雰囲気の式ですので、上品でひかえめなものを身に着けましょう。
ですが、お子さんの門出を祝う席ですから、きちんと感を大切にしながらも、どこかに「着飾る」ポイントを入れたいですよね。
記事内で紹介した、アクセサリーのマナーや、年代ごとのスーツの選び方を参考にしながら、上品な華やかさのあるコーデに挑戦してみてください。
また、セレモニースーツはいちど入学式・卒業式を終えると、しばらく着る予定がなくなるもの。
購入だけではなく、レンタルを検討するのもおすすめです。
急ぎの人でも、cariruなら、1週間以内に到着しますよ!
卒業式・卒園式はお子さんにとっても、これまで育ててきた人たちにとっても、思い出になる日。
そんな特別な日にぴったりなスーツを見つけましょう。
ライター紹介
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