「スカートが静電気でくっつく…!」
「スカートの静電気を取る方法を知りたい」
そんな悩みを抱えていませんか?
せっかく、ラインがきれいなスカートを着ても、静電気でぐちゃぐちゃになってしまっては、悲しいですよね…。
そこでこの記事では、スカートの静電気を取る方法をご紹介します。
出先でカンタンに静電気をケアできる方法もありますので、ぜひ、試してみてください。
もうこれで、スカートがまとわりつく心配はありません!
さっそうと、冬のコーデを楽しんでください。
スカートの静電気を取る5つの方法
空気が乾燥する秋や冬には、静電気のトラブルが増えますよね。
「スカートが足にまとわりついて、デートや仕事に集中できない」
「元通りに直そうとすると、パチパチして痛い…」
そんな経験をした人も、多いのではないでしょうか。
スカートの静電気を取る応急処置や、静電気の発生を予防する方法は、ぜひおさえておきたいテクニックです。
スカートが静電気でくっつく理由
スカートが静電気でくっつく理由は、「摩擦」と「乾燥」です。
子どものころ、プラスチックの下じきで頭をこすって、髪の毛が浮き上がる遊びをしたことはありませんか?
下じきと髪の毛がくっつくのは、摩擦で静電気が発生するためです。
スカートとタイツがこすれて摩擦を起こすことで、同じように、静電気が起きるんです。
水は電気を通すので、空気中の水分が多いときは、静電気は自然と逃げていきます。
秋や冬は湿度が低く、空気が乾燥しているので、静電気が逃げていかないのです。
これをおさえた上で、スカートの静電気を取る方法を、5つご紹介します!
霧吹きで水をスプレー
さきほどご紹介したように、静電気は水分があると逃げていきます。
スカートの中に霧吹きで水をスプレーしたり、濡らしたハンカチでやさしくスカートをなでることで、水がついた部分から静電気が放電されます。
お出かけ中であれば、スプレーボトルに入っている化粧水でも代用ができるでしょう。
ただ、水をつけすぎて、スカートが変色してしまったり、生地が傷んでしまわないように気をつけてくださいね。
静電気除去スプレーを使う
洋服の静電気を、簡単に取ってくれるのが、静電気除去スプレーです。
スカートをはく前に、スカートの内側にスプレーをしておくだけで、静電気の発生を防いでくれます。
外出先でもシュッとスプレーすれば、すぐにスカートのくっつきを解消できますよ。
静電気除去スプレーには、静電気が引き寄せてしまう、ホコリや花粉、PM2.5の付着をおさえてくれるメリットもあります。
ドラッグストアが近くにあれば、お出かけ先でも、すぐに手に入れることができますね。
ファブリーズを使う
ファブリーズなどの衣類用消臭剤には、静電気防止スプレーにも使われている界面活性剤がふくまれているため、静電気防止スプレーと同様の効果が期待できます。
スカートの着用前にスプレーをしておけば、静電気だけではなく、気になる匂いやシワ・ヨレも防止できて一石二鳥です。
洋服にいい香りをつける、ファブリックミストを活用するのもおすすめです!
ハンドクリームで静電気をおさえる
「静電気対策ができるアイテムを何を持っていない」
「近くに購入できるショップもない」
そんなときに活躍するのが、バッグの中にあるハンドクリームです。
ハンドクリームには、水分を肌にとじこめる成分がふくまれているので、静電気をおさえたいときにも役立ちます。
ハンドクリームをぬった手で、タイツやストッキングをはいた足をなでるだけで、クリームの保湿効果がうつり、静電気をおさえることができます。
静電気を防ぐためには、毎日の保湿も大切です。
ボディクリームで全身を保湿し、肌の水分量を多くしておくことで、静電気が逃げやすい状態を保つことができます。
車のドアやエレベーターのボタンに触れたときに、パチッとする感覚が気になる人は、肌の保湿も気をつけてみてはいかがでしょうか。
手でしぼって服の静電気を逃がす
「ハンドクリームも持っていない!」というときでも、簡単に静電気を逃がすことができる裏ワザがあります。
その裏ワザは、スカートのすそを集めて、ぎゅっと手でしぼるだけ。
洋服にたまっていた静電気が、手で握ったことによって放出されるので、スカートのくっつきが改善されます。
スカートがしわにならないように、何度かに分けてしぼってみるといいですね。
スカートの静電気を予防する4つの方法
外出先での応急処置を5つご紹介しましたが、安心してお出かけを楽しむためにも、できれば事前に静電気を予防しておきたいですよね。
次は、スカートの静電気を予防する、4つの方法をご紹介します。
静電気をおさえるペチコートをはく
静電気防止効果のあるペチコートを着用すると、スカートのすべりがよくなるため、摩擦が少なくなり、静電気を防止できます。
ペチコートは、スカートの透けも防いでくれますし、冬場は防寒にも役立ちます。
洗濯するとき柔軟剤を使う
洗濯するときに柔軟剤を使うと、服がふんわりとして、表面のすべりがよくなるため、静電気の原因となる摩擦を防ぐことができます。
静電気防止効果のある柔軟剤や、おしゃれ着用洗剤もありますので、ぜひチェックしてみてください。
革靴をはく
スカートと靴をコーディネートするときに、革靴を選ぶと、静電気防止に役立ちます。
ゴムは電気を通しにくいので、ゴム底のスニーカーや靴をはいていると、体の中に静電気がたまりやすくなります。
靴底が革であれば、電気を通しやすいので、地面にふれている部分から、自然と静電気が逃げていきます。
スカートとレザーブーツのコーディネートは可愛いだけでなく、静電気予防にもおすすめです。
クリーニング店に静電気防止加工を依頼する
クリーニング店によっては、衣服に静電気防止加工をほどこしてくれるショップがあります。
スカートをクリーニングに出す際にお願いをしておけば、次に着用するときは安心してお出かけができます。
普段のケアで静電気がおさえられないスカートがあれば、一度クリーニング店に相談してみるのもいいかもしれません。
素材をチェック!まとわりつきやすい組み合わせ
摩擦と乾燥によって発生する静電気。
実は、洋服の素材の組み合わせによって、静電気の強さ・弱さは変わります。
ここでは、静電気のしくみと、異素材どうしを組み合わせるコーディネートの注意点をご紹介します。
異素材どうしはまとわりつきやすい!
私たちの身の回りにあるモノは、すべて電気をもっており、人間の体も電気をもっています。
通常は、プラスとマイナスの電気を同じ数だけもっており、バランスがとれているので、電気は発生していません。
このプラスとマイナスのバランスが崩れたときに、モノにたまっていくのが静電気です。
静電気には、プラスの静電気と、マイナスの静電気があり、プラスとマイナスは、磁石のように引き合います。
そして、素材どうしがくっつき、こすれ合ったときに放電します。
これが、スカートとタイツがくっつき、パチパチと電気が起こる現象なのです。
モノには、プラスの静電気とマイナスの静電気、どちらかをためこむ性質があります。
素材の性質を知ることで、静電気が起こりやすい組み合わせ、起こりにくい組み合わせも知ることができます。
- ナイロン
- ウール
- レーヨン
- シルク
- 麻
- アセテート
- ポリエステル
- アクリル
プラスの静電気を帯びやすい素材と、マイナスの静電気を帯びやすい素材を組み合わせると、強い静電気が発生します。
同じ性質の素材どうしで組み合わせれば、静電気は発生しにくくなります。
ちなみに、綿は静電気を帯びにくい素材です!
静電気を起こしやすい組み合わせ
ポリエステルのスカート × ナイロンのタイツ
コットンに近い風合いを持つ、ポリエステル。
温かみのある素材のスカートや、華やかな印象を与えるプリーツスカートには、ポリエステルが多く使用されています。
スカートの裏地も、ほとんどがポリエステル素材です。
プラスの静電気を帯びやすいポリエステルを使ったスカートと、マイナスの静電気を帯びやすいナイロンのタイツを組み合わせると、強い静電気が発生。
スカートがくっつく原因になります。
アクリルのスカート × レーヨン・ナイロンのタイツ
保温性が高くコスパも良い、アクリル素材のニットスカートも、冬に着用したいアイテム。
アクリルはマイナスの静電気を帯びやすい素材なので、プラスの静電気を帯びやすいレーヨンやナイロンのタイツを合わせると、スカートがくっついてしまいます。
ニットスカートは、体のラインをひろってしまうので、着用時は注意したいですね。
静電気を起こしにくい組み合わせ
ウールのスカート × ナイロンのタイツ
ウールとナイロンは、どちらもプラスの静電気を帯びやすい素材。
このふたつを組み合わせても、静電気は発生しにくいです。
秋冬にぴったりのウールスカートには、ナイロンタイツを合わせるといいでしょう。
アクリルのスカート × ポリエステルのタイツ
アクリル素材のスカートを着用する場合は、ポリエステルのタイツがおすすめ。
どちらもマイナスの静電気を帯びやすい素材です。
ポリエステルのタイツには、保温性が高いものが多いので、寒い日の外出も安心です。
まとめ
静電気を気にせずに、冬のスカートコーデを楽しむためには、事前の静電気予防策が大切。
コーデを考えるときに、スカートとタイツの素材をチェックして、静電気が発生しにくい組み合わせを考えてみてください。
それでも心配な人や、異素材どうしのコーデがしたい人は、お出かけ前に静電気防止スプレーをしっかりとかけておくのが、おすすめです。
もし、外出中に静電気でスカートがくっついてしまっても、スカートのすそを手でにぎったり、ハンドクリームやスプレーを使ったりして、静電気を逃がしてみてくださいね。
この記事を参考に、冬のお出かけを楽しんでいただけたら幸いです!
ライター紹介
働く女性や、子育てで時間がないママの強い味方「ファッションレンタル」。結婚式やパーティーの気分を盛り上げる「ドレスレンタル」。PETAL(ペタル)編集部では、さまざまな洋服レンタルの紹介と、洋服の悩みを解決するTIPSをお届けします!