結婚式のようなお祝いごとのイベントでは、アクセサリーをつけるのも大切な身だしなみのひとつ。
とくに、首や顔を飾るネックレスは、必須アイテムといえるでしょう。
でも、アレルギーがあったり、赤ちゃんを連れているなどの理由で、ネックレスをできれば着けたくないなんて人もいますよね。
本記事では、ネックレスなしでも失礼にならない、結婚式の服装マナーについてまとめました。
Contents
結婚式のネックレスはなしでもいいの?
ネックレスを着けずに結婚式に出席するのは、マナー違反ではありません。
ですが、ドレスを着ているのにアクセサリーを何も着けないのは、できるだけ避けるのが良いとされています。
もともと、西洋の正装では、ジュエリーを必ず着けるのがマナー。
ドレスはジュエリーとセットで身に着けるようにデザインされています。

一般的なパーティードレスは、ネックレスがないと、何となく物足りない印象になりますよね。
そこで、ネックレスを着られないときは、代わりにピアスやイヤリングを着けましょう。
顔の周りを飾るイヤーアクセサリーは、顔やデコルテ全体を華やかな印象にします。
ちなみに、着物の場合はマナーが変わり、ネックレス・イヤリング・ピアス・ブレスレットはNGとなります。
着物を着用するときのアクセサリーは、結婚指輪のみを着けましょう。
- ドレスの場合……ネックレスなしでもOK。代わりにイヤーアクセサリーをつける
- 着物の場合……ネックレスはつけないのがマナー。アクセサリーは結婚指輪のみ。
こんな人は、結婚式でネックレスなしでもOK
そもそも、ネックレスは必須というマナーではありませんが、基本的に着けるのが好ましいとされています。
しかし、こんな場合は無理に着ける必要はありません。
- 赤ちゃん連れで出席する人
- 金属アレルギーがある人
赤ちゃんは、揺れるものが大好きなので、ネックレスを引っぱってしまうことがあります。
チェーンが切れたり、パーツが取れたり、取れたパーツを誤飲するなどの危険があります。
抱きあげた拍子に、石やパーツが顔に当たって怪我をした、などの事故も報告されていますので、赤ちゃん連れの方は、ネックレスなしのほうが安心です。
また、アレルギーがある人も無理に着ける必要はありません。
ビジューや刺繍飾りがついているドレスも、ネックレスは着けなくてよい
赤ちゃん連れだったり、金属アレルギーがあったりなど、やむを得ない事情のときは、ネックレスなしでもOK。
それ以外で、ネックレスがなくても良いのが、襟にビジューやパール、印象的な刺繍飾りがついたドレスを着るときです。

こんなドレスのときは、ネックレスを着けても目立ちませんし、ビジューがかぶって、ごてごてした印象に見えてしまいます。
つまり、ネックレスを着けたくない方は、襟に飾りのあるドレスを選ぶという方法にするのもおすすめ。
アクセサリーなしでも垢抜けた印象になりますよ。
結婚式でネックレスなしの場合に配慮したいこと

ドレスやジュエリーで華やかに着飾るのは、おしゃれのためだけではなく、新郎・新婦へのお祝いの気持ちを示す意味もあります。
ネックレスがないと、華やかさが足りない印象、着飾っていない印象になりがち。
ドレスのデザインや、髪型でカバーしましょう。
- 襟が大きく開いたドレスは避ける
- 襟がつまったドレス、ハイネックのドレスを選ぶ
ドレスは、襟が開いたデザインは避けて、ハイネックやビジュー付きのものを選びましょう。
襟がつまったタイプ、ハイネックのドレスは、ネックレスがなくても華やかに見えます。
襟の周りに、レース、刺繍、リボン飾りなどの装飾があるとベター。
華やかさが、さらにアップしますよ。
- 襟に装飾のあるドレスを選ぶ
- ボレロなどで襟の周りを隠す
- 髪型はハーフアップやダウンスタイルで
襟のビジューや刺繍飾りは、ネックレスの代わりになります。

このように襟に装飾があれば、ネックレスがなくても、寂しい感じにはなりません。
また、ボレロは、羽織るだけで、首もとからデコルテのスペースをカバーできます。
肩口や襟にビジューがついたもの、レース素材のものなど、華やかさのあるボレロを選ぶのもおすすめです。
また、首もとをカバーする効果があるダウンスタイルのヘアアレンジにするのも良いでしょう。
結婚式でネックレスなしの場合に用意するアクセサリー
ネックレスなしで出席するときは、顔の周りや胸もとを飾るアクセサリーを用意するのも、良い方法です。
顔は視線が集中する部分なので、顔の近くにアクセサリーを配置すると、ネックレスと同じ効果がありますよ。
- イヤーアクセサリー
- コサージュ
- チョーカー
顔を飾るイヤリング、ピアスは、ぜひ着けたいアクセサリー。
首から下も一緒にカバーできるよう、やや大振りのデザインにするのがおすすめです。
また、コサージュは、上半身全体を華やかにしてくれる、心強いアイテム。

差し色を選ぶのもいいですし、ドレスと同系色にすると落ち着いた雰囲気になります。
サイズは、やや小ぶりのものを選ぶと、上品な仕上がりに。
コサージュに似ていますが、ブローチはよりサイズが小さいので、コサージュほど装飾効果が強くありません。
チョーカーやイヤーアクセサリーなど、ほかのアクセサリーと組み合わせてつけましょう。
ちなみに、チョーカーは、赤ちゃん連れのママにもおすすめです。

首に密着するので、赤ちゃんが引っぱる心配がありません。
パールのものは、洋服を選ばずに似合いやすいですし、ベロア素材のものは、金属アレルギーの方も着けることができます。
ネックレスなしで結婚式に行くときは、こんなドレスがおすすめ
このトピックでは、おすすめのドレスを紹介していきます。
ハイネックや、ビジューがついたドレスなど、ネックレスを着けなくても華やかさを演出できるデザインばかり。
実際のドレスを見ながら、当日のコーデを考えてみてください。
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キャミソールドレスにレースをレイヤードしたドレス。
立体感のあるレースが、デコルテや肩周りを華やかに飾ってくれます。
もうひとつの特徴は、首周りの装飾性が高いこと。
ハイネックになっており、さらに後ろにはレースのバックリボンもついています。
上品ながら、少し大胆さも持ったデザインです。
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ダークカラーの襟もとに、ホワイトのビジュー飾りを並べた、Aラインドレスです。
ビジューはどちらかといえばひかえめ。
でも、色のコントラストのおかげでビジューが目を引き、ネックレスなしでも十分に華やかな印象です。
バラの織り柄のあるジャガード生地も、高級感があって、高ポイント。
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デコルテと肩周りにレース素材を使い、襟にビジューをあしらったドレス。
レースはかなり透け感が高く、ビジューの凝ったデザインを引き立たせています。
レースとビジュー飾りが相乗効果を生んでいますね。
ピンク系の大人かわいい色合いと、ビジューのきらびやかさ、両方の面を持ったドレスです。
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画像だけだとわかりづらいですが、キャミソールドレスにレースのショートトップスを重ねたコーデです。
キャミソールドレスは肩周りが大きく開くので、ネックレスなしのコーデは難しいです。
ボレロを羽織ってもいいのですが、このようなショートトップスのコーデも人気。
こちらのトップスはハイネックなので、首もとを華やかに飾ることができ、ネックレスなしでもコーデが決まります。
個性的なスタイルを演出できますよ。
まとめ

結婚式でネックレスを着けないのはマナー違反ではありませんが、華やかさの欠けた印象にならないように、配慮が必要です。
ポイントは、首やデコルテの周りをカバーすること。
ネックレス以外のアクセサリーを着けたり、ビジューつきのドレスを選びましょう。
また、ハイネックのドレスは、生地が首もとを飾ってくれるので、アクセサリーは要りません。
ネックレスなしでも華やかな装いができますよ。
やむを得ない事情で、ネックレスを着けられないときは、ぜひ本記事を参考に服装を考えてみてくださいね。
本記事で紹介しているドレスをレンタルできる「Cariru(カリル)」や、「おしゃれコンシャス」の記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。
ライター紹介

働く女性や、子育てで時間がないママの強い味方「ファッションレンタル」。結婚式やパーティーの気分を盛り上げる「ドレスレンタル」。PETAL(ペタル)編集部では、さまざまな洋服レンタルの紹介と、洋服の悩みを解決するTIPSをお届けします!