最近、耳にするようになった「ジェンダーレスファッション」。
2015年頃に、GUCCIが発表したコレクションが火付け役となり、今は日本でも、耳にすることが増えましたよね。
この記事では、そんなジェンダーレスファッションについて、まとめました。
ジェンダーレスファッションの意味や、特徴をはじめ、コーデのコツやおすすめアイテムを紹介します。
Contents
ジェンダーレスの意味とは?
そもそも、ジェンダーレスファッションの「ジェンダー」とは、生物学的な性別を前提に作られた性差をなくそうとする思想のこと。
ジェンダーギャップをなくす(なくす=レス)という意味で「ジェンダーレス」です。
例えば、子どものころに「男性だからこうでなきゃいけない」、「女性だから、こうしなきゃいけない」と言われたことがありませんか?
そういったイメージをなくそうとする思想が、ジェンダーレスなのです。
ジェンダーレスファッションは、「スカートは女性だけ」「男性はメイクをしない」などの考え方をなくし、性別にとらわれないファッションのことをいいます。
性別にとらわれず、着たいものを素直に着れるので、前向きになれたり、自分と向き合えたりします。
最近のファッション界はジェンダーレス化が進んでいます。
小学生のランドセルの色に指定がなくなったのも、ジェンダーレス化のひとつと言えますね。
ジェンダーレスファッションの特徴
ジェンダーレスファッションは、定義がありません。
女性がメンズの服を着ればいいというわけではなく、性別にとらわれず、好きなアイテムを着ることがジェンダーレスファッションです。
最近見られる傾向を簡単に表すなら、次のような着こなしが挙げられます。
- 男性がスカートを履いたり、レース素材を取り入れたアイテムを取り入れたりする。メイクやネイルをする。
- 女性がビックサイズのトレーナーや、アウトドアアイテムをコーディネートに取り入れる。
自分らしく、何かに縛られずに洋服を楽しめるジェンダーレスファッション。
定義はないものの、初めてだとどんなコーディネートをしようか、迷いますよね。
ここからは、ジェンダーレスファッションにおすすめのアイテムや、着こなし方、ブランドについて紹介します。
ジェンダーレスファッションに取り入れたいアイテム
ジェンダーレスファッションは、性別にとらわれない、自由なスタイルなので、間違いはありません。
でも、今までフェミニンなアイテムを着ていた人は、イメージしにくかったり、どんなものを着たらいいのか、いまいち掴めない、なんてこともありますよね。
ここでは、ジェンダーレスファッション初心者さんも、使いやすいアイテムを紹介します。
オーバーサイズトップス
ジェンダーレスファッションの定番が、オーバーサイズなトップスです。
きれいめのファッションでは、細身のものやジャストサイズのものが多いですが、ジェンダーレスファッションでは、ゆったりとしたアイテムを取り入れましょう。
ゆったりしたアイテムを取り入れると、コーディネートにリラックス感が加わります。
いわゆる、レディースブランドから出ているトップスで、大きめのものを選んでもよいですが、メンズブランドから販売されているトップスを着るのもおすすめです。
ワイドパンツ
ワイドパンツは、性別を問わずに流行しているアイテム。
スカートのようなシルエットですが、パンツになっているもので、従来のパンツでは出せないシルエットを楽しめます。
ワイドパンツは中性的な印象になるだけではなく、トレンド感や、おしゃれさも加えられるのが魅力です。
ミリタリーコート
ミリタリーコートも、年齢性別を問わずに使えますよね。
定番アウターなので流行に左右されず、永く着ることができるアイテムです。
ゆったりめのトップスに、ミリタリーコートを羽織るコーディネートをすると、楽でおしゃれ。
スニーカーやエンジニアブーツといった、男女問わずに履けるシューズや、キャップとも相性抜群です。
ジェンダーレスファッションのコーディネートのポイント
つぎは、ジェンダーレスファッションのコーディネート作りのポイントを見ていきましょう。
より、おしゃれな着こなしをつくるコツを紹介します。
上記で紹介したアイテムと併せて、参考にしてみてください。
モノトーンやブラウン、ベージュなど、シックなカラーでまとめる
ジェンダーレスファッションに、初めて挑戦するなら、まずはモノトーンやベージュといった、落ち着いた色味のアイテムを選ぶのがおすすめです。
オールブラックや、オールベージュにするなど、ワンカラーで統一すると、より今っぽい印象に。
色は同じでも、素材を違うものにすると、メリハリがついておしゃれです。
オーバーサイズのトップスで、ゆったりしたシルエットに
初めて、ジェンダーレスファッションを意識したコーディネートをするなら、オーバーサイズのトップスと、スキニーがおすすめ。
ゆったりしたトップスに、スキニーをあわせることで、メリハリがついてスタイルもよく見えます。
冬ならニット、夏ならTシャツやカットソーなど、シルエットは一緒でも、素材で印象が変わりますよ。
スポーティーなアイテムをコーデに加える
以前は、女性でスポーティーなファッションを着る人は少なかったですが、現代では多く見られるようになりました。
ジャージ素材のパンツや、ナイロン製のパーカーなど、ワンポイントで入れると、カジュアルな着こなしのアクセントになります。
洋服だけではなく、キャップやスニーカー、ソックスなどに、スポーティーなアイテムを部分的に取り入れるのも、おすすめの方法です。
ジェンダーレスファッションを楽しめるブランド
「洋服を買いたいけれど、ジェンダーレスなアイテムはどこで買えるの?」
ジェンダーレスファッションは、とくに決まりはなく、好きなお店で購入してOKです。
本記事では、上記で紹介した特徴やポイントを踏まえて、取り扱っているブランドや、ジェンダーレスファッションを掲げているブランドを紹介します。
ジェンダーレスファッションに使えるブランド①GU
プチプラで、トレンドファッションをたくさん扱う「GU(ジーユー)」。
全国展開しているので、近くに店舗がある人、普段からよく買い物に行っている人も多いのではないでしょうか?
GUは、幅広いテイストのアイテムを扱っているので、ユニセックスで使えるようなアイテムが多いです。
サイズ展開やカラーバリエーションも豊富なので、好きな色や形を選びやすいのも、GUの魅力ですね。
ジェンダーレスファッションに使えるブランド②IIQUAL
IIQUAL(イーコール)は、「誰かが決めたらしさを脱ぐ服」をコンセプトにしているブランド。
シックなカラーや、オーバーサイズなアイテムが豊富。
そのため、パートナーやご家族と、シェアをして使いたい人にもぴったりです。
ジェンダーレスファッションに使えるブランド③koé
koe(コエ)も、ジェンダーレスを掲げ、年齢性別を問わずに楽しめるアイテムを販売しています。
シンプルで着回ししやすいアイテムも多いため、永く着ることができますよ。
人を選ばないので、お友達やパートナーと、リンクコーデをしたいときにもおすすめです。
ファッションレンタルで、ジェンダーレスファッションを楽しむ
「ジェンダーレスファッションに、挑戦してみたいけれど、似合うか不安……。」
プチプラでもジェンダーレスファッションを楽しめますが、購入して失敗したらもったいないうえに、売ったり処分したりも手間がかかりますよね。
そこで、月額制のファッションレンタルを使って、洋服を借りて試してみるのがおすすめです。
ファッションレンタルには、こんなメリットがあるんです!
- 自宅でゆっくり、手持ちの洋服と合わせることができる
- お出かけの時に着てみて、家族や友達、恋人の反応を見れる
- 気に入ったら買取できる。ワンシーズンだけ、たくさん着て返却してもOK
購入する前に、ゆっくり試着感覚で、気になるアイテムを着てみることができるんです。
お店の試着では、手持ちのアイテムとあわせたりはできないし、周囲にゆっくり相談もできないですよね。
ファッションレンタルなら、どんな洋服が着たいのか、似合うのか、洋服とゆっくり向き合うことができますよ!
ファッションレンタルサービスは、複数あり、おすすめのサービスを挙げるなら「メチャカリ」です。
おすすめのブランドに挙げた「koé」のアイテムもレンタルできます。
シンプルなアイテムや、オーバーサイズのアイテムもあるので、ジェンダーレスファッションにも使いやすいです。
PETAL編集部では、実際にメチャカリで、ファッションレンタルを体験し、レポートしています。
こちらの記事も、併せてチェックしてみてください!
まとめ
ジェンダーレスファッションは、戸籍や生物学上の性別にとらわれず、好きなアイテムを楽しみたいという思想からできたスタイルです。
だから、決して「ジェンダーレスファッションは、こうでなきゃいけない」という定義はありません。
着たいものを、好きなように着ることこそが、ジェンダーレスファッションといえます。
この記事で紹介したのは、あくまでも「今っぽい」「トレンドおしゃれを意識した」ジェンダーレスファッションのポイントです。
- トップスはオーバーサイズをチョイスする
- モノトーンやベージュなど、ベーシックな色を取り入れる
- スポーティーなアイテムを取り入れる
自分の着たいものを大切にする、相手のファッションやスタイルを尊重することが、ジェンダーレスファッション。
今まで以上に、自由な発想で、ファッションを楽しんでみてください。
ライター紹介
働く女性や、子育てで時間がないママの強い味方「ファッションレンタル」。結婚式やパーティーの気分を盛り上げる「ドレスレンタル」。PETAL(ペタル)編集部では、さまざまな洋服レンタルの紹介と、洋服の悩みを解決するTIPSをお届けします!